三Fストリート・EAST

三宮センター街1丁目ジュンク堂横のデッキに、休憩スペースと楽しい情報を提供する場所として2017年にオープンし、来街者の憩いの場となっている「三Fストリート・WEST」 そして今回さんデッキとBブリッジに新たな「三Fストリート・EAST」がオープンしました。
 神戸芸術工科大学の学生が、共有スペースの空間デザイン・制作を行い、新たな三宮の象徴としての空間を提供します。
今回は、“Forest for the future”という三Fストリートのテーマのもと東側のデッキ部分に加え、初の試みであるブリッジ部分の空間デザイン・制作にも挑戦しています。

ガンツリーズガンツリーズ

三宮センター街の中でも最も幅が広いBブリッジの上には、港町・神戸の象徴である港湾のクレーンや、クジラの助骨を思わせるような構造物を設置しました。これまで、通り過ぎるだけだったBブリッジ上で足を止め、三宮センター街を見下ろしてみると、きっと新たな発見があるはずです。
 デザインのモチーフとなった神戸港にあるガントリークレーンの「Gantry」と、並び立つ木々を表す「Tree」を合わせて、「ganTrees(ガンツリーズ)」と名付けました。

ガンツリーズ

パラレルパラリル

神戸マルイとOPA、さんプラザを繋ぐさんデッキの通路は、斜めの線が無数に並ぶ木のルーバーによって、どこか温もりを感じる空間をデザインしました。
斜めのルーバーによって歩くたびに景色が移り変わり、通路を歩く愉しさを演出します。デッキを通行する人が増え、神戸の人々と商店街が一層強く繋がることで、街が盛り上がって欲しいという思いを込めました。
 平行を表す「Parallel」という単語を元のアルファベットの縦線を設置物に見立て、「e」(environment;環境)を変えて、人(さんデッキを通る人に見立てた「i」)を包むという意味を込め、「Para//i/(パラリル)」と名付けました。

パラレル

フォレスタンドフォレスタンド

今までさんデッキ奥のOPA横の一角は一般の人々は入れず、行き止まりの通路でした。通路としては機能しないこの空間を、人々が集える憩いの場所に。木立のような照明とベンチを並べ、一息つける空間にしました。三宮センター街や三Fストリート・ウエストを一望できるデッキ最奥部の展望スペースは、三宮センター街の未来に思いを馳せる「窓」でもあります。
 三Fストリートを象徴する「Forest」に、「場所」や「木立」を表す「Stand」を合わせて「Forestand(フォレスタンド )」と名付けました。また、「三Fストリートと何か(センター街、店舗、来街者、未来)を繋げる」という思いを込めて、「Forest and」とも読めるようにしています。

フォレスタンド